人間はちっぽけな存在だ。
自分を強く見せようとして、背伸びしては傷つき、
その傷口を自分自身で広げてしまう、
愚かで、弱い生き物だ。
だからこそ人間は夢を見るのかもしれない。
夢の実現には困難を伴い、時として夢は人を苦しめる。
それでも僕は、未来を切り開くことが出来るのは、
夢に情熱を注ぐ人間の力だと信じている。
しかし、志を忘れた時、栄光はすぐに終わりへ向かうだろう。
でも僕は、なぜ、明日の太陽を見ないのだろう。
いや、明日もまた、僕は太陽を見続ける。
世界のどこで、何をしていたとしても。
なぜなら、僕には夢があるからだ。


華麗なる一族 / 木村拓哉