点と線

Connect The Dots
Connect The Dots / lux.musica.khaos

努力と結果、これら二つはそれぞれ性質が全く異なるものだ。個人的に、努力とは「これまでに費やしてきた労力の密度や大きさ」だと考えている。ジョブズの言葉を借りれば、それら一つ一つは人生の長い道のりの中で「点」として現れる。もしその種類や方向性が一つ一つ違えば、集合体とはならない。つまり「点」のままで終わってしまう。けれども、点が集まればそれは「線」になる。線は点の集まりで、努力の集まりでもある。つまり、線の長さが長ければ長いほど、積み重ねてきた努力も自然と大きくなるはずだ。

視点を変えてみよう。

結果とは、ある日突然現れる。それまで点だったものがふとした時に直線に見えてくる。だが、結果だけを求める人にはなかなか簡単に良い結果はもたらされない。なぜなら、線を構成する点の要素が足りないからだ。

人は結果が出なかった時になって初めて「これまでの」努力が足りていなかったことを実感する。線になるための点があまりに足りていないことを、勝負の日、記念の日などになってやっと理解する。だが、間違いや失敗は人生にはつきものだ。そして、経験から学べば人は良い結果を出す事も出来る。それを教訓として受け入れることが出来ればだが。

こういった時に必要なことは、点を線に変えること。過去ではなく、未来に目を向けて突き進むこと。失敗を教訓として受け入れること。この3つである。