2010年書籍ランキング ビジネス書籍編

そろそろ年末ということで、やはり終わりに相応しい一年間の集大成にすべく読書まとめをしてみようと思います。

今回は「ビジネス書籍編」です。

完全に独断と偏見に基づいた、個人的に読んで良かったと思う良書を第一位から順番に挙げていきます。

ぜひ参考までにご覧頂いて、何かしら気になる物があれば是非読んで見てください。

残りある人生、意外と時間が過ぎるのは早いものです。

読みたい本が読めなくなるときも来ると思うので、読める内に読みましょう。

では、まず第一位。

レバレッジ・リーディング
本田 直之
東洋経済新報社
売り上げランキング: 2724

本田直之さんのレバレッジリーディング。

出版されてから暫く時間が経っていながらも、やはり本書を一位としたいと思います。

本書を一位に選んだ理由は、ビジネスとしての考え方のみならず、「読書」という点に強くフォーカスした一冊であり、その他多くの類似書とは比べものにならないほど上記二点の両方の点について素晴らしい出来となっているからです。

僕は、本書を通じて読書の必要性を感じたこともあってか、こうやって多読を始めたきっかけにもなった一冊です。

本の内容を一言で言えば、「読書を通じて、如何に自分の人生にレバレッジをかけるべきか」という点に尽きます。

「べきか」というところがポイントで、その意味は読めばわかります。

実際に実行の手段にまで触れている本書は、これまでに読んだ本の中で一番のおすすめ。



次に第二位は、

藤井清孝さんのグローバルマインドです。

国際的に活躍するためのエッセンスが詰まった一冊とでも言うべきでしょうか。

多読というキーワード無しに、純粋にビジネス書籍のみで選定したなら、間違いなく本書が今年一番です。

アフリカなどのはるか遠くの大陸からアジアという最果ての地まで徒歩で辿り着いた日本人という種族の強さから始まり、世界的に見ても最高レベルの日本のサービス水準の高さを「オペレーショナルエクセレンス」と表現していたのはとても印象的でした。

数々の外資系企業で働いてきた著者の視点からくるこちらの本書もまた時間を捻出してでも読むに値する一冊です。



そして第三位。

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
アダム・ペネンバーグ
講談社
売り上げランキング: 5952

アダム・ペネンバーグさんのバイラル?ループです。

本書だけが最近読んだ一冊です。

本書の素晴らしいところは、バイラルをキーワードにこれまでの多くの企業の事例をスマートにまとめているところ。

翻訳の日本語も非常に読み易く書かれている点も素晴らしく、ブラックスワンとは大違いです。

内容については特に、PayPalとeBayのダブルバイラルループのところがかなりよかったかな。

読んでるのと読んでないのでは本当に差がでます。

こちらも三位ながらとてもオススメ。


大体、今年は450から500冊くらいは読破出来たんじゃないかなーと思います。

11月から「読書メーター」を始めまして、残念ながらそれ以降の分しか記録がないので正確な数はわかりません。

もっと早くから初めておけばよかった。

読書メーターに代表される「ウェブ本棚」サービスはおすすめです。


本日取り上げた書籍とその他オススメ本のAmazonへのリンクです。

レバレッジ・リーディング
グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
プラットフォーム戦略
プロフェッショナル原論 (ちくま新書)
戦略「脳」を鍛える



次のポストでは、2010年書籍ランキング「小説編」を掲載します。