今回ご紹介する本も石田衣良さんの作品です。
前回ご紹介した『1ポンドの悲しみ』の一つ前に出版された作品で、
同じように10章の短編小説から構成されています。
この作品の良いところは、読み易くて感情移入し易い良いものであることです。
一章あたり数十ページなので、電車の通勤だけでも、軽く2、3章は読めますし、
それぞれが簡潔で、且つ読み易い。けどその中に「深み」があるところが大きな魅力だと思います。
石田衣良さんもあとがきでおっしゃっているように
夜寝る前にベッド脇で少しづつ読むようにすると
とてもいい気分で眠りに着くことが出来ます。
是非おためしになってみてください。