1ポンドの悲しみ


今日は最近読んだ本の中で、一番のオススメ書籍を紹介します。

「1ポンドの悲しみ」

石田衣良さんの本です。


石田衣良さんをご存知ない方のために、
少しご説明するとあの有名な「池袋ウエストゲートパーク」を
書かれた方で、最近ドラマ化された「美丘」も石田衣良さんの作品です。

詳細についてはこちらよりどうぞ。

今回ご紹介する「1ポンドの悲しみ」については
10のストーリーから構成される、短編恋愛小説。

特に、メインは30代中盤くらいかなあ。

そんなどこにでもいる人たちの、少しだけ不思議な
恋愛のお話しで、共感できること、同じような経験、、などなど
読んでみて「あっ」と思わせる、そして人を惹きつける文章であるように感じました。

石田衣良さんの特徴でもある「やさしい」文章スタイルは
この小説の雰囲気をさらに高める要素であったと思います。

どのお話しもとても素敵なんですが、
個人的に一番よかったのは

「デートは本屋で」

「秋の終わりの二週間」

の二つです。

どうしても一つに絞りきれ無いくらい、上の二つは素敵です。

1ポンドの悲しみ (集英社文庫)