アウトプットの重要性 -大前さんのアウトプット手法とは-

先日投稿した「セルフブランディングの重要性」に引き続き、今回はアウトプットの重要性についてです。

これまでにもブログで書いていたように、読書によるインプットは非常に効率的であり同時に最も簡単な自己成長のための手段でもあります。ただ、読書はインプットとしての側面しか果たしていないため、言わば受け身としての学習に留まってしまうことには注意しなければなりません。そのため、読書によるインプットを自分のモノにする手段こそが「アウトプット」であり、より簡単に言えばアウトプットとは「表現すること」だと僕は考えています。

学習したことを実際に書いてみる。
学習したことを声に出してみる。
学習したことを他人に教えてみる。

これら全てが表現することであり、上記三点は「それが自分の中で理解されていること」を前提として成り立つものです。仮に自分の中でうまく理解出来ていない場合は、上記の点についてもうまく形にすることはできないですもんね。わかったつもりでいた数学の問題がうまく解けないのは、答えは覚えていてもそれを応用して、問題によって形を変えて知識をアウトプットすることが出来ていないからです。こういうことに似てると思います。

その点、アウトプットについては最近見つけた他の方のブログにて、良質なアウトプットの方法について掲載されていたので自分のためにもメモを兼ねて投稿します。

引用元は「投資十八番」というブログ。


個人的にも著書を拝見してきた大前研一さん。

一番よかった書籍は「考える技術」と「企業参謀」です。

考える技術    企業参謀 (講談社文庫)

彼のアウトプット手法については以下のとおり。

 新聞もテレビも読まない大前氏は、情報のほとんどをネットから収集しています。具体的には以下のプロセスで情報を収集し活用しているそうです。

 ?RSSを使って、日に500、1週間で3,500ほどの記事を読む
 ?重要だと思われるものをコピー&ペーストして、情報整理専用のメアドに送付する
 ?パワーポイントで整理する。その後、もう一回読み返し削ったり加えたり分析したりする
 ?毎週日曜日放送の「大前研一ライブ」でアウトプットする
 ?主催する経営塾で情報についてディスカッションする


 アウトプットのためのインプットを徹底して実践していることがわかります。情報収集は効率的に行い、分析やアウトプットに時間をかけるわけです。この「ネット活用術」に新しさはありませんが、情報が氾濫するウェブ時代の情報との付き合い方として、忘れてはならない最重要なことだと思います。